Day5
コンフォートインはモーテルとしては若干ランクが上で、「ホットブレックファースト」を提供してます。
通常のモーテルはコンチネンタルと言ってシリアルにパン、ヨーグルトと飲み物ぐらいなのですが、
ホットブレックファーストだと何か温かいおかずが付きます。
ここのコンフォートインではスクランブルエッグにソーセージ、それとソーセージ肉を使ったシチューが出ました。
ソーセージ系はかなり塩気が強いこともあり家族は嫌っていましたが、毎朝甘いものだらけの生活の中では温かい塩気のあるものが珍しく、私は美味しくいただきました。
1時間弱予定より手前で泊まったため、出発時間も1時間早めました。
最初の目的地はミズーリ州インディペンデンス。
19世紀初頭の教会はカートランドとインディペンデンスの二箇所が拠点となってました。
特にインディペンデンスは急激な人口の増加で近隣の住民と摩擦が悪化してかなり重大な争いが起きていました。
また、当時はインディペンデンスに集合するという話だったので、宗教的には重要な地域であり、数多くの分派がインディペンデンス周辺に拠点を構えています。
これはユタのモルモンとは違う分派の神殿です。
時間がないので外しか見ませんでしたが、館内ツアーがあるそうです。
その向かい側にビジターセンターがあり、教会のことやインディペンデンス周辺での出来事の説明を受けました。
ここでなぜかインディペンデンスと全く関係のない家族の大切さに関するプレゼンがスタート。
「おいおい、歴史巡りで家族の話してどうすんだよ」
と思いながら見ましたが、途中から妻、僕ともに鼻水たらす手前まで行くぐらい感動。
この旅も家族のきずなを深めるよい機会だと再認識しました。
ビジターセンターは綺麗にしてあり、とても居心地が良いのでついつい長居をしてしまっため、ダッシュで次の目的地へ。
インディペンデンスの北東の街リバティー。
ここは創始者のジェセフ・スミスが投獄されていた建物を復元してあります。
特に感慨深いものはありませんでしたが、とりあえず家族で記念撮影。
サクッと次の目的地へ。
ファーイースト。
リバティーから車で45分くらいのトウモロコシ畑の中にあります。
19世紀中盤に神殿を建てようとしていたのですが、諸事情により建設が進まず、隅石が置かれたままになっています。
当時はそれなりに集落があったようですが、今は何もありません。
そこからさらに小一時間トウモロコシ畑を抜けて、アダム・オンダイ・アーマンへ。
良い景色のところでした。
それだけです。
腹も減ったので次の目的地に行く前にランチ。
このサイズ二枚とドリンクで$20弱
しかも焼きたては美味しかった
食べきれずに箱に入れてもらって持ち帰り。
ただ、息子が適当にトランクにぶち込んだため、車の中にぶちまけられて、捨てること気なってしまったことは残念です。
そこからひたすらトウモロコシ畑を走り続けます。と言うか、前日からトウモロコシ畑しか見ていません。
とにかく眠気との戦いです。
今回はインターステート(州をまたぐ高規格の高速道路)ではなくローカルなハイウェイなので、眠気が限界に来た時は路肩に寄せて5-10分休みました。
寝ると20分くらいは元気が出ます。
眠気覚ましの方法は
①何か食べる
②歌う
③つねる
④冷感シートで顔を拭く
⑤水をかぶる
⑥寝る
大体こんな感じですね。
特にお手軽で効果があるのは
⑤水をかぶる
ペットボトルの水を頭からかけて、その水で顔を拭いて首を拭いてエアコンの風を当てると目がスッキリ!
アメリカは結構乾燥しているのですぐに乾きますしおススメです。
次の目的地までは途中に人口数百人の村が点在するド田舎を3時間半かかって走り抜けました。
途中橋梁工事で通行止めもありましたが、Google MAPのお陰で対応でき、スムーズに走行できました。
当初の予定では紙ベースの地図を使うつもりだったのですが、もしgoogle先生いなかったら道間違えまくって毎日数時間ロスしていたと思います。
さてカーセージという街に着きました。
ここは創始者ジェセフ・スミスが収監されていた家があります。
ここに収監されている間に、武装集団に襲われて射殺されました。
ただここでは収監とは言ってもかなり自由な環境で、ジェセフ・スミス側も拳銃を所持しており、銃撃戦になったようです。
ここもビジターセンターになっているので宣教師がガイドをしてくれました。時間の関係で会えませんでしたが、日本人の宣教師もいるとのことでした。日本人の訪問者なんて年間数えるほどしかいないので基本英語対応になるらしく、現在は英語を必死で勉強しているようです。
そんなこんなで本日の最終目的地ノーブーに到着。
ここはインディペンデンスから追いやられた後に教会員たちが開拓した街を再現した歴史保存地区で古い家を復元している観光地です。
夏にはここで野外劇があります。
ニューヨークの野外劇ほどの規模ではありませんが、ここの劇は演劇を勉強した人たちが演じているためとてもレベルが高く楽しめました。
また、最初は時間に遅れていたので端っこに座っていたのですが、案内係の宣教師が真ん中の方の席に移動させてくれたので迫力もありました。
終了してホテルに戻りますが、このホテルがボロい。
おじいちゃん家に泊まってる感覚とでもいうんでしょうか。
ベッドは三つあり大きいのですが、建物の外のドアは開けっぱなしでセキュリティーは0でした。ま、場所が良いので文句ばかりも言えません。
$178。
次があっても止まらないでしょうね。おススメはしません。
さて、朝ごはんもないホテルですので、明日は早めに起きて長距離移動します!