Day9

ユタ-ネバダ

 

昨日高熱を出していた息子ですが、

朝熱を測ると37度。

これは癒しの効果と高いホテルでゆっくりできたからと栄養のある飲み物飲んだから等々いろんな理由があるとは思いますが、とにかく下がったので一安心。

 

実は、この度も最初の三日目くらいから栄養面の心配はあったんですよね。

朝はモーテルのコンティネンタルブレックファーストという、

シリアル

ジュース

パン

果物

ヨーグルト

という内容がほとんど。

一目見てわかるように野菜がありません。

 

昼や夜は食べたり食べなかったり。

食べてもハンバーガーやチキンですから、

ここでも野菜なし。

 

僕は四日目くらいにV8という野菜ジュースを買って飲んでましたが、家族はまずいからという理由で飲んでませんでした。

口内炎が出来たり、兆候はあったんです。

ここはもっと早く注意しておくべきでした。

 

さて、ベストウェスタンの朝食は

フルブレックファースト

という言葉が使われていました。

 

どんな内容か楽しみに、食堂に向かいます。

すると

アボカド、ソーセージパティ、サルサソース

があるじゃないですか!

 

これで即席ハンバーガーにしました。

うまい!めちゃうまい!

ワッフルメーカーもBWのロゴ入りです。

なんか贅沢です。

 

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腹目いっぱい食べてチェックアウト。

 

まずは昨日プレゼントをもらった友人宅に向かいます。

昨晩日本から持ってきたお土産をまとめたんですよね。

妻が何かの時のためにといくつか多めに購入していたようです。

さすが我妻、キレキレです!

 

で、プレゼントをもって話をしていると、もう一軒の知人からメッセージが

「いつごろ来る?まだ道に迷ってる?」

ん?

まずい!

1時間勘違いしておりました。

朝準備に手間取っている間に余裕だと思っていた1時間が飛んでいたようです。

 

幸い車で5分のところだったのでダッシュ

ある意味生真面目な息子がスピード違反だと大騒ぎ。

教育が行き届いているのかやりすぎたのか、まあそんなこと構ってられないので

「緊急事態だ」

と適当に言い訳するのですが息子には全く効果がない模様。

難しい。

 

ま、とりあえず到着。 

1時間遅れたのに優しく迎えていただけました。

この家族には20年間ず~~っと面倒を見てもらっています。

お父さんが50年前に日本で宣教師として2年間住んでいたということもありますが、それ以降ずっとアメリカに住んでいるのに、結構日本語話せるんです。

そこで1時間ほどいろいろな話をして、子供たちはおもちゃで遊んで、マフィンや手作りジャムをいただいてお別れ。

とてもいい家族でした。

今はお孫さんが日本で宣教師をしており、ご主人さんの知り合いと偶然日本で出会ったそうです。

縁というものは本当にあるんですね。

 

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そんなこんなで予定していた出発時間を超えてしまったので、立ち寄り場所をスキップして南にGO!

 

学生時代に数十回通った道ですが、今と昔で大きく違うのは、車の数。

昔は南に行けば行くほど車を見かけなかったのに、今では結構交通量があります。

本当に都会になりました。

 

とはいってもプロボから2時間ほど走るとほぼ家はなくなります。

途中、ハネムーンで寄った田舎の案内所の横を通りますが、そこは閉鎖され誰もいませんでした。

以前は昔海軍で横須賀に勤務していたというおじちゃんがいたんですけどね。

元気かなぁ。いや、結構な年だったから・・・

 

と考えながら南下。

 

そしてセントジョージに到着。

ここはユタで一番南に位置し、最近20年ほど最も成長している都市圏ランキングに入るくらいの成長をしているところです。

以前は神殿の周りに町がある感じでしたが、今は10マイル手前から町が始まっていました。

 

友達の家による前に、ハネムーンでも立ち寄ったセントジョージ神殿のビジターセンターに行き、写真撮影。


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ネムーンの時は二人でしたが、

今は5人。

ここでも目頭が熱くなります。

 

とはいうものの、友人宅に行く約束の時間が迫っているので、写真だけとってダッシュで移動。

 

友人宅到着。

まるで麻薬王の家みたいな感じ。

スパニッシュ風でプールに滑り台がついており、バーベキュープレイスやパティオ、家の周りはフェンスだけではなく、石積み!

日本で建てたら土地抜きでも軽く2億は行くんじゃないでしょうか?

 

この友人は僕と同じ時期に関西で宣教師をしており、その後大学も同じでした。

卒業後はフェイスブックぐらいしか付き合いがなかったのですが、そのフェイスブックもほとんど更新されて居ませんでしたが、たまたまログインしたときに僕の旅行の日程を知り、声をかけてくれたんです。

家に泊まってとも言われていたんですが、日程上無理だったので遊びだけ寄らせてもらうことにして、BBQしたいという要望を伝えていたのですが、その日は42,3度くらいの強烈な熱波でリクエストしたもののどうしたものかと思っていました。

 

それが、すごいんです。

家に行ったらすでにBBQでスペアリブとか完了していて、涼しい家の中で好きなだけ食べていいというVIP待遇。

食べ終わったら子供たちは外のプール。

 

友人は今はITコンサルをやっており、結構うまくいっているとのこと。MITでMBAとってればこのくらいは当たり前なのかもしれません。

3時間ほど話して帰るとき、食べ物をわんさか持たせてくれました。

しかも、バッグに詰めるときに、箱とはこの間に氷まで入れてくれて、きめ細かいこと日本人以上。

 

さらに、さらに、ほとんどまともに食事していないウチの家族を心配して、ディズニーランドのクーポンまでくれました。

 

妻は泣いてましたよ。

ボーナスステージ、いいひとにしか会っていません。

ただ遊びに来ただけの僕たちをこんなにもてなしてくれるなんて…

 

とおもいながら、ユタとネバダの間にちょっとだけアリゾナをかすりながら直進。

この谷間がすごいんですよね。

 

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 断崖絶壁のど真ん中をアップダウンとカーブの連続で走り抜ける、独身の時は楽しい道。家族連れだと緊張でガチガチになる道。

立場が変わるといろいろ見方も変わります。

 

そんなこんなでラスベガス郊外のガソリンスタンドにより給油。

ユタにいたころと雰囲気が大分異なります。

子どもから絶対に目が離せませんね。

 

とりあえず荷物もあるのでまずホテルにチェックイン。

 

バレーパーキングでくるまを預け、メインストリートステーションにチェックイン。

バレーパーキングはラスベガスのホテルではどこでもやっていて、鍵つけたまま車を渡して整理券をもらい、車をもらうときにはその整理券を渡して持ってきてもらって$2~5程度のチップを出すというものです。

これがベガスでは楽なんです。

 

ベガスのホテルはメインのとおりだと数千室もある巨大なホテルでカジノの客も含めてとんでもないおおきさの駐車場になります。

駐車場からカジノやホテルまで10分くらいかかることもざら。他にもあまりにも広すぎてどこに停めたかわからなくなることもよくあるので数百円のチップで車を出し入れしてくれるのは本当に助かります。

 

このホテルはダウンタウンからちょっとはずれたところにありますが、とてもいい雰囲気のお店で、ハワイ資本らしくアジア人が結構います。

 

まだ日も暮れていないので、お土産購入のためダウンタウンのアーケードへ。

まさしくカオス。

ホームレスやらサンバガールやら白鳥のパンツ一丁のデブのおっさんやら筋肉ムキムキのイケメンダンサーやらめちゃくちゃです。

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そこでひたすらお土産屋さんをめぐります。

結局2時間くらいあるき、へとへとになりながらホテルへ戻らずに、車を出してもらって、ストリップに向かいます。

ラスベガスで「ストリップ」というのはメイン通りのことを指します。

日本でいうストリップは別の言葉がありますので勘違いしないでください。

ウチの妻はこの区別がわからず、「よーし、ストリップにいくぞ!」と声をかけた時になんか微妙に機嫌が悪かったです。

この辺は先に説明しておくべきですね。

 

本当はベラージオの噴水ショーを見たかったのですが、息子が車で寝てしまい、また妻や娘たちも疲労困憊、いや、僕も疲労困憊していたため車窓見学。

真夜中でも40度超える暑さの中、ストリップは観光客でいっぱいです。

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帰りは道を間違え大幅に遠回りしてホテルに到着。

子どもと妻を残し、12年ぶりのカジノに向かいます。

 

でも、もう12年前のようにいいレートのマシンが見当たりません。

MAXベットで$5もするようなマシンは怖くて触れないため、レートが悪いけど25セントくらいで遊べる台を探します。

そうこうするうちに、メンバーズクラブに入ると$5無料プレイという広告があったので部屋からパスポートを持ってきてメンバー登録しようとしたところ、

なんと2004年にすでに会員登録が済んでいるとのことでした。

そういえばそのころカジノグッズのコレクションにはまっていてありとあらゆるカジノでメンバーになってましたね。すっかり忘れてました。

 

仕方がないので地味に遊びます。

15分ほどで当初予算の2倍に!

それから減り続けたため10分程度でやめて、換金。

10年以上前からカジノマシンでは現金のやり取りはなく、金額が記された整理券みたいなものが出てきてそれをキャッシャーで換金する必要があります。

 

でも、いくら当初の予算の150%になったといっても、そもそもが$10なのでちょっと恥ずかしい感じがしてしまい、とりあえずもう$10マシンに入れて$25にしてキャッシャーに行きました。

あんまり意味ないですね。

 

ま、そこでやめることができてこそのカジノ遊びだと思っていますので、今回もプラスで終え、部屋に戻り、就寝。

 

カジノってすごいですよね。ゲーセンだったら遊ぶと必ずお金が無くなるのに、カジノだとバッフェ無料になったり、部屋がタダになったり、遊んだ以上のお金をくれたり、アホかと思うくらいの好待遇です。そもそも還元率が95%超えるゲームがたくさんあります。日本の宝くじの還元率が50%程度と考えるとどれだけまともな世界かわかると思います。

 

カジノに関して他に言いたいことは山ほどあるのですが、今回はカジノは30分くらいしか遊んでないし、金額も大したことないので少しだけ触れると、

①ルーレットの出目の履歴は意味なし

バカラは結果がわかっているクソゲー

③スロットは時間の無駄

この三つくらいでしょうか。

 

ま、そんなこんなで人のやさしさと、ラスベガスの熱にあてられた一日が終了しました。

明日は大谷見にエンジェルスタジアムに行くぞ!

 

走行距離650㎞

なんだか短い気がしてくるのが恐ろしい。