Day3.1

 

5人乗りだと小さすぎて後席の子供達が喧嘩ばかりするため、今回の旅行でルートから一番近いバッファロー空港で車を交換してもらうことにしました。

 

空港に行き、レンタカー返却専用通路を使い、ダラーの返却場に向かいます。

 

店員に簡単に状況を説明すると、手続きのため荷物を全部持って上の階のカウンターに行けとのこと。

 

荷物が多いので、空港の台車を借りたら$5の出費。

荷物を乗せてエレベーターに乗ると後からアメリカ人家族が乗り込んで来て、そこの10歳くらいの息子が荷物をちゃんと中に入れてないため、ドアが閉まらない。

僕が何回も閉めるボタンを押しても荷物がセンサーに当たって閉まらず、面倒だなと思っていると、そこの父親が

「あの男が間違ったボタン押し続けてるから閉まらない」と言いやがるんです。きっと僕が英語わからんとでも思ったんでしょう。

すぐにそこの娘が「そんなことない」と言って弟の荷物を中に入れたところでやっとドアが閉まりました。

一回で降りようとすると、この家族が動かない。父親が「一階で降りる人間はここにはいない。全員二階まで行くんだ」と言って入り口塞いでるので降りられない!

その時はも娘が「なんで他人の行き先までわかるの?」と言ってくれてたのですが頑として言うことを聞かず結局一階では降りられず二階まで連れて行かれるハメに…

ああいうアホに強く言えない自分にも若干情けなくなりました😢

 

そのような失意の中一回カウンターに行き手続きをしようとすると、

ラスボス(バッファロー空港レンタカーマネージャー)が現れました。

 

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見た目はこんな感じです。

 

開口一番

「ガソリン満タンじゃないからその分金払うか、今からどこかでガソリン入れてきて」

とまくしたてます。

 

そこで昨日のマンハッタンでの約束を伝えるのですが、

「乗り捨て料金いらない事しか契約確認画面に書いてないからダメ!」

「問題があったとしても、乗り捨て料金以外にガソリン代まで安くなるなんてことはありえない。」

「乗り捨て料金に加えてガソリン代まで値引きなんてダラーレンタカー始まって以来の大幅値引き」

「そんなこと有り得ない。とにかくガソリン代は払いなさい」

「満タンで貸してるんだから満タンにしなさい」

と、まくしたててきます。

こちらから話そうとしても話を遮って話を聞かない。

 

ガソリンはそもそも満タンじゃなかったのでそこを糸口にこちらの話をねじ込もうとするも、ガソリンは満タンで貸してると記録にあるとの言い分。

 

流石にそれはおかしいので、

「全部おかしいからニューヨークの事務所に確認して」

といっても

「そんなの自分の仕事じゃない」

「今回別の車にすると、もうあなたの問題は解決するので乗り捨て料金免除もなくなる」

「この話に付き合うのに疲れた」

「これ以上この話に付き合わされるのだったら、その分の手間賃をあなたに請求する」

「これ以上話はない。ガソリン入れるかそのニューヨークの事務所に話すかはあなたの勝手。以上」

と一方的に話を打ち切られました。

 

話がおかしいからニューヨークに電話するので、連絡先教えてと食い下がるものの、

「そんなの知らない。あなたが自分で探せ」

と取りつく島もなし。

 

こちらに非がない件にもかかわらず、一方的に脅されると言うワンダーランドに迷い込んだようです。

 

仕方がないのでダラーレンタカーの代表にかけるも、こう言う内容を取り扱う選択肢がないので、契約に関わるところにつないで、担当部署を聞こうとしてもなかなか話が進まない。そうこうしてるとそのマネージャーが電話を代わると言うのでとりあえず状況説明してもらったものの、彼女の主張が大分盛り込まれています。

 

一旦電話を保留にし、ラスボスが若干優しい話し方でこちらに

「後ろの子供を見なさい。もう疲れて寝てるじゃない。これ以上話長引かせても行けないから…さっきの車の鍵今から渡すからガソリン入れてきなさい」

と結局自分の主張の繰り返し。

 

ただ、ここまでですでに30分たっておりこちらもギャーギャーまくしたてられて疲れてるし、実際時間がないのでもうここで折れようかとも思ったのですが、妻から「こんな理不尽なこと許しちゃ行けない」と言う応援を受け、電話で話を続ける事にしました。

結局今の担当者ではどうにもならないので上席対応になると、初めからに説明の繰り返し。しかもそいつの英語が南部訛りで聞き取れない。

あまりにも話が成り立たないので、ダラーの方で三者間通訳入れてくれて説明。

「それはここじゃなくて請求部門だからそっちに回すわ」とアメリカあるあるのたらい回し。

請求部門につないで一番最初から説明するも

「ここでは契約確認できない。確認できるのは車を返してからになるのでそれまで待って」

の一点張り。

どうにもこうにも話が進まないので、とにかくニューヨークの事務所につなげと強く主張し、やっとつないでもらえました。

ここまで1時間強。

 

ニューヨークの現場担当者ではなく別の人が対応するとやっぱりガソリン代の記録がないとのこと。

 

それおかしいと押し問答の末、やっと了承したため、最終確認する。

1無料アップグレード

2バッファロー空港とロサンゼルス空港での乗り捨て料金なし

3ガソリン代はバッファロー空港では支払いなし

4ロサンゼルス空港ではガソリン代請求する

の四点で妥結

電話時間1時間10分

最初からは1時間半が過ぎてました。

 

この内容で係員に話したら、別の苦情対応係員と話をしろといわれ、苦情対応係員が別件終了するまで待たされる。

 

ふらふらになりながらその係員と話を始めたら、車の損傷についての手続きが長くなりました。

ステートメント書けといわれたので、経緯を記載して損傷に気がつくまで一度もバックしてないので自分のせいじゃないと主張したところ、この係員は優しい人で請求なしで落ち着きました。もっとも請求されても追加補償に入っているので自分の持ち出しは無いんですけどね。

でも責任ないのに嫌なのでそこはしっかり主張しました。

 

手続きの終了間際にその係員に

「あのマネージャーは強いね」

と話を振ると

笑いながら頷いてくれました。

「あれじゃ大変でしょう」

と言うと

 

もっと大きく頷いていました。

 

そしてやっとの事で別の車を借りる段階になり、ラスボスとすれ違うと

「話は聞いたわ。You are good」

最後の一言が、問題ないと言う意味なのかよくやったと言う意味なのかわからないけどもうどうでもいいことです。

 

配車担当者と話書けたけど、スマホから目を話すことなく車を指差しておしまい。

 

傷に確認も何もなし。

 

妻が確認して損傷見つけたので写真撮っておきました。

彼女はいい技術アジャスターになれる素質があると思います。

 

車は先月下ろしたてのトヨタ シエナ

衝突軽減システム

車線逸脱警報システム

衛星ラジオ

サイドエアバッグ

と最高のものでした。

 

ラスボスの最後の優しさだと好意的に解釈しています。

 

 

とここまで2時間強

 

15分単位で計画していたので大幅に遅れが出ています。

夜間は運転したくなかったのですが、そんなことも言ってられず高速を爆走。

ただ予定よりも30分手前のモーテルをネット予約。

 

道中夜間雷雨に見舞われもうマジ半端ねえってな感じでした。

 

無理矢理途中目的地のカートランドによって車内から写真撮影

 

教会初期の拠点でカートランド神殿と呼ばれています。今はモルモンはモルモンでも創始者の息子の系統の教団の所有物になっています。

 

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そこから夜間目がしょぼしょぼになりながらモーテルのある街に到着。

 

昼飯食べてないので近くのタコベルでテイクアウト

 

ここの店員のお兄ちゃんが親切でした。

あのラスボスの件もあり、

親切な人たくさんいるなあと心が温まりました。

 

スーパー8に宿泊

 

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とにかく疲れたDay3となりました。